FC2ブログ

バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(キース・ジャレット)

keith_jarrett_bach_well-tempered_clavier_book_i_live_1987.jpg
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
キース・ジャレット Keith Jarrett (Piano)
March 1987 Troy, New York
ECM 2627/28 (P)(C)2019 ECM records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

キース・ジャレットの演奏はほとんど聴いたことがないのですが,チェンバロで演奏されたゴルトベルク変奏曲が良かったことと,サンプルを聴いて録音が結構好みかもと思ったので,聴いてみることにしました。同氏は1987年2月に同曲をスタジオ録音していますが,これはその1ヶ月後に行われたコンサートのライヴ録音です。

ゴルトベルク変奏曲の感想でも書きましたが,ジャズ的な要素は皆無で,クラシック音楽として正面から向き合って演奏しておられるようにおられます。個性を主張するような表現はほとんどなく,楽譜を淡々と音に再現していっている感じです。HMV Onlineの輸入元情報にある「聴き手を作曲者に近づける透明性を重視した,ジャレットのクラシック演奏」というのは全くその通りだなと実感します。

ただし,ゴルトベルク変奏曲の感想で「全くスウィング感はなく,どんなクラシック演奏家よりもクラシック音楽家的だと思えるほどのリズム感で演奏されています。」と感じたところに関して言うと,少なくともこの演奏ではジャズで培われたリズム感が活きていのではないかと思いました。これがこの演奏に独自の魅力と価値を与えているようにも感じました。

録音ですが,演出感がほとんどない生録的自然さがあり,ホールでのライヴ録音でありながらホール音響の取り込みがほとんど感じられず,色づけがないところが大変好ましいです。オーディオ的な魅力はあまりないかもしれませんし,優秀録音でもありませんが,ピアノのライブ録音としては好きです。演奏を素直に伝えてくれる「透明性のある録音」とでも言いましょうか(^^;。好録音です。

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する

-->