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この音とまれ!(時瀬高等学校箏曲部)

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この音とまれ!
時瀬高等学校箏曲部
KICC-1349 (P)2017 King Records (国内盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo
TVアニメ「この音とまれ!」公式サイト
ジャンプSQ.「この音とまれ!」アミュー

※2019/10/14下部に追記あり

2019年4月~6月に第一クール,そして2019年10月から第二クールが始まったアニメ「この音とまれ!」の原作コミックに沿って製作されたディスク。なのでアニメの劇中歌集ではなく,それ以前に製作されていたものです。ただし,このディスクに収められている曲はアニメでも実際に使われていました。

この音とまれ!(Wikipedia)によると,原作者のアミュー氏の母は箏教室の主催者,姉はプロの箏奏者だそうで,アミュー氏自身も幼少の頃から箏に親しんでいたとのことです。このCDにはこの作品のためのオリジナル曲も収められており,「久遠」「堅香子」「セピアの風に」は母の作品,「龍星群」「天泣」は姉の作品と思われます。

いくつかYouTubeで公開されていましたので紹介します。

「セピアの風に」は独奏曲で,アニメの第二話で主人公が箏の家元の娘のヒロインが弾く箏に衝撃を受けた曲。このYouTube動画では作者の姉が弾いているようです。作曲者は前記の通り作者の母です。(アニメのシーン→YouTube)


「龍星群」は,箏曲部の存続をかけて1ヶ月で仕上げ,全校生徒の前で演奏した曲。初心者が1ヶ月で弾ける曲とは到底思えないのだけど,これはおぉ!カッコいいじゃないかと思ってしまいました。作曲者は作者の姉です。(アニメのシーン→YouTube)


「久遠」は,アニメ第一クールのラスト,関東邦楽祭で時瀬高等学校箏曲部が演奏した曲。作曲者は作者の母です。


そして,YouTube動画はなかったのですが,ディスクの最後に収録されている「天泣」は,おそらく第二クールのクライマックスで,全国大会出場をかけて予選で演奏される曲と思われます。アニメの中では,作曲者はヒロインで顧問が編曲したということになっているようです。実際の作曲者は作者の姉です。この曲がまた最初から最後まで感動を誘う,胸にグッと突き刺さるメロディーが連続していて,コンクールでこれはちょっとズルいだろうと思ってしまうのですが,良い曲です。

本当は,アニメ第七話でヒロインが全国コンクールでエントリー曲「八重衣」の代わりに自作曲を弾き「伝説の失格演奏」となったという設定の曲がとても良くて,この曲のフルコーラスが聴きたかったのですが,これはこのアニメのために作曲されたようで,このディスクには入っていませんでした。(アニメのこのシーンを動画でアップしている方がいました→ニコニコ動画) 劇中曲集が再度編集され発売されることを期待します。

これを聴いて,自分は自分の国の伝統楽器を1ミリも知らなかったんだな,と思ってしまいました(ただ,今も知ったとはとても言えないのですが)。きっかけをくれたアニメに感謝! 良質のアニメだと思います。

(記2019/10/12)



その後,コミックを読んでみました(^^;。第14巻にこのCDのメイキングの裏話が載っていました。作曲者については前述の通り作者の母と姉がされたとのことですが,一部引用すると...

作曲に関しては,『身内という強みを生かして無茶ぶりをしまくり「天泣」に関してはなんと着手してから完成までおよそ1年がかり…!』『何度も打ち合わせをしてリテイクを重ね,私が作中で天泣を書き終えるまでは完成も待ってもらうというわがままっぷり』。

演奏に関しては,『「どう演奏すればこの学校の演奏になるか」「より漫画の世界観を出せるか」たくさん意見を出し試し「これでもか!」というくらい漫画にそしてCDのコンセプトに寄せて弾いてくださいました。』。

という拘りの内容になっているとのことで,まさにその通りだと思いました。

コミックは全国予選の「天泣」以降も続いているので,そこで出てくる楽曲や演奏についても再現しCD化されることを期待します。

また,この第14巻では,「天泣」という曲について審査員が“聴かせやすい曲”についてどう評価するかについての言及もあって,私が先日書いた「この曲がまた最初から最後まで感動を誘う,胸にグッと突き刺さるメロディーが連続していて,コンクールでこれはちょっとズルいだろうと思ってしまうのですが…」についての答えも書いてありました。

(記2019/10/14)

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