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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(ヴォルフガング・リュブサム) ※リュート・チェンバロ版

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
ヴォルフガング・リュプサム Wolfgang Rübsam (Lute-Harpsichord)
18-21 September 2017, Immanuel Lutheran Church, Valparaiso, Indiana, USA
8.573921 (P)(C)2018 Naxos Rights (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo,Apple Music

リュート・チェンバロ(ラウテンヴェルク)による演奏。演奏者のヴォルフガング・リュプサムは「ヘルムート・ヴァルヒャとマリー=クレール・アランに師事し,二度のバッハ全集を含む膨大な録音を成し遂げたオルガニスト」とのことです。

このリュート・チェンバロですが,通常のチェンバロは金属弦であるのに対し,ガット弦が張ってあるとのことで,その音色はチェンバロとは異なり,その名前の通りリュートに近い感じがします。素朴で温かみのある音色が特徴です。当時の楽器は現存しないそうで,この録音では,製作者キース・ヒルが復元した楽器が用いられているとのことです。

演奏ですが,ゆっくりしたテンポでリズムを大きく崩して弾く独特のスタイルです。ビート感ゼロ,というかマイナス?です。音楽が前に流れていかず,音楽に全く乗れないので私はこのスタイルは苦手です。しかし,半端なく崩しているのでかえって潔く,全く違う感覚で聴ける気はします。

そして録音なのですが,これが大変素晴らしい! 残響は皆無,楽器の音,楽器の響きだけをダイレクトに捉えていて,極めて明瞭,音のヌケも全く問題なく,音色も自然です。こういう録音はあざとい感じになりがちですが,そういう嫌みな感じも全くありません。この珍しい楽器の音色を何にも邪魔されることなく堪能できます。「こういう音で聴きたい!」という見本のような録音です。

ということで,文句なしの好録音です。演奏が苦手なのが残念なのですが,録音が素晴らしいため,聴き入ってしまいます。

あとリュート・チェンバロの演奏では,バッハの平均律クラヴィーア曲集,無伴奏ヴァイオリン編曲版,無伴奏チェロ組曲編曲版があるようですので(ダウンロード販売のみ?),これらも聴いてみようと思います。

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