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ベートーヴェン:交響曲第5番,ゴセック:17声の交響曲(フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル)

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
ゴセック:17声の交響曲
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル
2017年3月 フィルハーモニー・ド・パリ,2020年2月 ブローニュ=ビヤンクール,ラ・セーヌ
HMM 902423 (P)2020 harmonia mundi musique (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

これもハルモニアムンディによるベートーヴェン・イヤー・シリーズの1枚と思われます。話題の一枚ですね。ベートーヴェンはEdition 2019のベーレンライター版の楽譜を使用しているようですが,録音自体は2017年ということでこの点はちょっと謎です。

で,このハイテンションで突き進む演奏は圧倒的ですね。しかもこれだけの迫力ある演奏ながらオーケストラが見事に完璧にコントロールされ揃っています。聴いている側も熱くなる演奏ですが,さすがにちょっと疲れるかなと思います。

一方録音ですが...残響が多めです。特に低域の残響は過多と思います。再生機の低域の特性によって聴こえ方が大きく変わってきます。低域の量感が控えめ,または低域の締まった再生機であれば問題ないのですが,音作りとして低域をブーストしているような再生機では,低域が多すぎて中高域に被り明瞭感が損なわれるほか,飽和して歪んでいるようにさえ聴こえました。これはちょっとやり過ぎではないかと思います。

また,わずかにダイナミックレンジを圧縮しているようにも思いました。そのためかどうかわかりませんが,全体に音が汚く濁り気味です。閉空間で音が飽和しているようでやかましくうるさい感じがします。音の伸び,開放感がありません。聴き疲れするのはこの録音も一因になっていると思います。

演奏は大変魅力的なのですが,この録音はちょっといただけないと思いました。ちょっと厳しいと思いましたが私としてはこの録音を良しと出来なかったので三つ星半としました。残念です。

なお,録音としてはゴセックの方がだいぶマシに聴こえました。同じように録っているのかもしれませんが,曲として楽器のバランスや音量感・密度感などがだいぶ異なるためではないかと思います。

タグ: [交響曲] 

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