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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988(パヴェル・コレスニコフ)

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
パヴェル・コレスニコフ Pavel Kolesnikov (Piano)
2019年12月16-18日 殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン,ロンドン)
CDA 68338 (P)(C)2020 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

パヴェル・コレスニコフはロシア,シベリア出身,1989年生まれとのことなのでまだ30歳台前半の若いピアニストで,現在はロンドンを拠点に活動されているとのことです。この盤は先日発売されたレコード芸術誌2020年12月号で特選盤に選出されていました。

ということで楽しみに聴いたのですが,結果から述べると残念ながら私にはあまり合いませんでした。以下あくまで私個人の好みであることをご了承いただきたいのですが...

まず表現として前例にとらわれないというか,今まで聴いたことのないような工夫がいろいろとあって,この点はとてm面白いと思いました。例えば第29変奏から第30変奏へ移り変わるところで,第29変奏の最後の音をペダルを踏んで響きを伸ばしながら,その響きの中から第30変奏の音が静かに鳴り出すところの雰囲気などはすごく良かったです(ただし第30変奏が消え入るように終わっていくところはなんだかモヤモヤしました)。

全体にピアノの音がダンプされ響きがすごく抑えられた弾き方をしていて,この特徴を活かして極めて短い音から長い音まで音価を自在にコントロールしているのと,細かい音まで分離良く聴こえるようにしているのは良いのですが,ピアノの音色として伸びがなくあまり魅力を感じませんでした。

また,タッチが繊細にコントロールされていてニュアンス豊かなのですが,弱々しく単調に感じられるところも多く,こういうところではイライラして我慢できませんでした。

逆に快活に弾かれているところなど素晴らしいと思うところも随所にあったのですが,全体の印象としてマイナスが大きく勝ってしまいました。優れた奏者,優れた演奏であることも理解したつもりなのですが,前述の通り私には合わなかったということです。

この録音ではYamaha CFSというピアノを使用したということです。演奏者の選択なのか,ハイペリオンとヤマハの協力関係なのかわかりませんが,これがヤマハのピアノの特質が活かされた音色なの?というのも少し疑問として残りました。

録音は,ピアノの音色自体がダンプされたような響きで伸びがないため,録音としてどうなのか正直よくわかりませんでした。演奏の特徴をよく捉えるため近めで直接音主体に録られているようには思いましたので,悪くはなさそうなのですが。

最後にリピートですが,すべてのリピートが実行されていました。この点は良かったです。

演奏時間 約80分
リピート表
Aria ○○
Var.01 ○○ Var.02 ○○ Var.03 ○○
Var.04 ○○ Var.05 ○○ Var.06 ○○
Var.07 ○○ Var.08 ○○ Var.09 ○○
Var.10 ○○ Var.11 ○○ Var.12 ○○
Var.13 ○○ Var.14 ○○ Var.15 ○○
Var.16 ○○ Var.17 ○○ Var.18 ○○
Var.19 ○○ Var.20 ○○ Var.21 ○○
Var.22 ○○ Var.23 ○○ Var.24 ○○
Var.25 ○○ Var.26 ○○ Var.27 ○○
Var.28 ○○ Var.29 ○○ Var.30 ○○
Aria da capo ○○

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