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ハイドン:弦楽四重奏曲集作品76「エルデーディ四重奏曲」(ロンドン・ハイドン四重奏団)

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ハイドン:弦楽四重奏曲集作品76「エルデーディ四重奏曲」
ロンドン・ハイドン四重奏団 The London Haydn Quartet
2020年2月27日-3月3日 ポットン・ホール(サフォーク)
CDA68335 (P)(C)2021 Hyperion Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

弦楽四重奏曲全集への第九弾。作品9,作品17,作品20,作品33,作品50,作品54,作品55,作品64,作品71,作品74はレビュー済みです。全集化もいよいよ大詰めで待ちに待ったエルデーディ四重奏曲です!

演奏はここまでリリースされてきたものと基本的に同じで,ピリオド楽器のガット弦の立ち上がりの遅さを逆に利用したような弦に吸い付くような弓遣いで独特の起伏のある表現を創り出しています。スピード感のある快活な演奏が多い昨今の傾向からは一線を画す独自のピリオド楽器らしいスタイルを確立していますね。技術的にも優れ完成度の高い音楽に仕上げているのも今までと同様です。

ただ一つだけ...五度の第1楽章はちょっと遅すぎるのと止まりそうになるテンポ感はいただけません。今までに聴いたことのないような表現ではあるのですが,これだけは良いと思えませんでした。

録音についてもこれまでと同様で,若干残響のまとわりつきで音色に影響が出ているのが気になりますが,音の伸び,楽器の質感もまずまずです。生録的なところも良いのですが,少し録音環境の雰囲気を残しすぎているような気はします。もう少し抑えてくれていたらなと思いましたが,好録音と言って良い出来だと思います。

全集完成まであと残り少し,楽しみに待ちたいと思います。

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