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バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲(サイトウ・キネン・チェンバープレイヤーズ)

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バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
サイトウ・キネン・チェンバープレイヤーズ(Saito Kinen Chamber Players)
2001年9月3,4,5日 松本 ザ・ハーモニーホール
KICC 379/380 (P)2002 King Record Co. Ltd. (国内盤)
好録音度:★★★★
参考url: HMV Onlineicon

音楽監督としてリコーダー奏者のワルター・ファン・ハウヴェを迎えています。総勢26名の名前がエントリされていますが,分担して演奏しているので,各曲の編成は小規模です。リコーダーの山岡重治,ヴァイオリンの安芸晶子,ヴィオラの今井信子,フルートの工藤重典,チェンバロの野平一郎,チェロの林詩乃,といった,私でも名前を知っているような実力者も参加しています。

モダン楽器による演奏でピリオド奏法を意識しているようにも思えませんが,思いのほか古雅な響きがしています。さすがに名手が揃っているだけあって上手いですし,特に終楽章は総じてテンポ取りが高速でアグレッシブ(第四番は相当速い!)なのに,全体の表現はどちらかといえば控えめで大人しいという印象です。まとまりを重視しているのかもしれません。もう少し協奏曲としての面白さがあったらと思います。

このディスクで特徴的なのは,第二番のトランペットのパートをナチュラル・ホルンで演奏していることです。理由は,その輝かしく力強い音が他のソロ楽器の音をかき消してしまうからで,一オクターブ低いホルンを用いることでバランスの問題が解決するため,このような編成を試してみても良いであろうということです。

しかし,やっぱりトランペットで聴きたいと思いました。もしこのパートが元からホルンだったら,ビートルズのペニー・レーンは決して生まれなかっただろうと思うのです。あの輝かしさのない第二番はちょっと淋しいです。

それで録音ですが,個々の楽器をそこそこ明瞭に捉えており,残響が多少取り込まれているものの煩わしい感じは少ないです。ただ,すこしヌケの悪さがあり,また捉え方が濃いのかすっきり感に欠けるので,良好という感じでもないです。ちょっと惜しいです。

タグ: [協奏曲] 

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