エリザベート王妃国際コンクール本選ライヴ(戸田弥生)

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エリザベート・コンクールの戸田弥生
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
スウェルツ:黄道十二宮-ヴァイオリンと管弦楽のためのエフェメリス
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
戸田弥生(Yayoi Toda)(Violin)
ロナルド・ゾールマン(Ronald Zollman)(Conductor)
ベルギー国立管弦楽団(National Orchestra o Belgium)
ドナ・プロトポペスク(Dona Protopopescu)(Piano)
1993年6月4日 ベルギー,ブリュッセルにおけるコンクール本選のライヴ録音
CRCB-10024 (P)1993 日本クラウン株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: 公式Webサイト

1993年のエリザベート王妃国際コンクールで優勝された時の本選ライヴ録音。コンクールとは思えない安定感,隅々まで冷静に神経を行き届かせ,そしてなおかつ存分に歌う,まるで脂ののりきった百戦錬磨の中堅ヴァイオリニストの演奏! 立派です。優勝するのも納得できます。日本人ヴァイオリニストの水準の高さを改めて思い知らされます。

シベリウスは第一楽章と第二楽章は完璧,第三楽章で少し乱れますが,気になるものではありません。スウェルツの黄道十二宮は作曲部門の大賞を受けた作品で,この新作演奏でも見事な演奏をしておられます。

そしてこの録音の素晴らしさ! コンクールの録音は記録としての性格も持っているのか,ほぼ文句のないくらいに明瞭に楽器音を捉えていて好印象です。オーケストラの方は少し響きの影響を受けていますが,十分許容できます。協奏曲の録音としてはかなり良い部類に入ると思います。

残念ながらあまり入手性は良くないようです。

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