FC2ブログ

モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドン・セット」(古典四重奏団)

cover picture

モーツァルト:弦楽四重奏曲集「ハイドン四重奏曲」
古典四重奏団(Quartetto Classico)
2003年11月(K464, K465), 2004年4月(K387, K421), 2004年6月(K428, 458) 神奈川県立相模湖交流センター
AVCL-25031-3 (P)(C)2004 AVEX INC. (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

古典四重奏団という団体,国内の弦楽四重奏団としてはトップレベルなんだろうと思うのですが,CDを聴く度に上手いと思ったり思わなかったりで,私の中ではなかなか定まらないのですが,この団体の一つの売りになっているビブラートのコントロール(→Wikipedia 今ひとつしっくりこないビブラート控えめ奏法?)がその要因であり,他の団体とは一線を画すこの団体の重要な個性の一つになっていることは間違いないと思います。そして,そこからくる独特の素朴さが気に入っています。ちなみに,古典四重奏団という団体名からピリオド楽器による演奏かと思っていましたが,モダン楽器のようです(少なくともピッチはモダンピッチ)。

解説書によると楽譜は自筆総譜を使用しているとのことです。またリピートも全て実行されているように思います。思いがけないところでリピートされて(多くの演奏では省略されていると思われる),おぉっと思うところが何カ所かありました。

録音ですが,少し残響感はあるものの,明瞭で音色も自然,音も伸びやかです。距離感も適切で各楽器の質感も程良く感じられ,ほとんど文句ありません。

さてこのディスクですが,SACDハイブリッドなのですが,CD層はこともあろうかコピーコントロールCDです。コピーコントロールCDはご存じの通りとっくに廃れてしまいましたが,通常のCDに戻されることなくそのまま発売され続けています。

これがコピーコントロールCDとわかって購入するかどうかさんざん迷ったのですが,私と同じように迷ったあげく購入しなかった方がおられるのではないかと想像します。元々不正コピーを防ぎ,CD販売が伸びることを期待されての導入だったはずですが,結局ユーザー側だけでなく制作者側にも何のメリットももたらさなかったようです。そもそもこのようなマニアしか買わないようなCDが不正コピーで売り上げ減となることは考えにくく,それよりもコピーコントロールCDであることによって敬遠される影響の方がはるかに大きいことは容易に想像出来たはずなのに,なぜこのディスクでこれを採用したのか,全く理解に苦しみます。

単純に普通のCDに戻して価格を3000円台くらいにすれば,ずっと売り上げが上がると思うのですが(定価8,400円はいくらなんでも高すぎます!),もはやそんな気もないのですかね?

ついでにもう一点不満を。付属の解説書の文字が薄い黄緑色で非常に読みづらいです。読んで欲しいと本気で思っているならこんな視認性の悪い印刷にしないはずです。同団体のベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲集はもっとひどかったのですが,それにしてもこの団体のユーザビリティ意識はあまりに低すぎると思います。

後半は文句ばっかりになってしまいましたが,演奏も録音もかなり気に入っていますので,念のため付記しておきます。

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する

-->