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バッハ無伴奏チェロ組曲の「無視された半小節」

バッハの無伴奏チェロ組曲のいろいろな演奏を聴いている中で,第一番のジーグを聴いていて「あれっ,一拍多いぞ?」という演奏がありました。ヤン・スラヴィクとアラ・ヴァシリエワの演奏です。最初は何かの間違いかと思ったのですが,さすがに同じものが二つ出てくると,こういう版もあるんだろうな,とは思っていました。

先日,チェリストの横山真一郎さんのブログを見ていると,その答えが「無視された半小節(バッハ無伴奏チェロ組曲)」というエントリーで掲載されていました。アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜にこの一拍(半小節)が記載されているということです。先日購入した,アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜のファクシミリの載ったポケットスコアを見てみると...なるほど,確かにある! こんなところに答えがあったとは...と勉強不足を反省しつつ,なぜここまで無視されているのだろう,と不思議に思いました。一方,無視せずに演奏している人もごくわずかながらいるんだということもわかりました。

バッハの研究者からすると,明らかな筆写ミスということなのでしょうか? 鈴木秀美さんの著書(「無伴奏チェロ組曲」(楽譜校訂/解説・鈴木秀美)東京書籍→amazon.co.jp)でも全く触れられていません。確かにここまで無視されていると逆にこだわりたくなりますね(^^;

■ この記事へのコメント

記事のご紹介ありがとうございます。

どのようにしてこのような半小節が生じたか、図解も加えましたのでご覧下さい。
http://estparis.blog108.fc2.com/blog-entry-46.html

それにしても最新の鈴木秀美さんでさえ触れていないというのは不思議ですね。
2010.10.03 at 18:31 #EBUSheBA URL [Edit]
T.S.
コメント有り難うございます。また参考にさせていただきますね。

ところで,ロストロポーヴィッチの映像ですが,これはDVDで発売されていたものですね。確かに例の半小節を弾いています。しかし,CDの方は半小節がないですね。これはこれで不思議です。
2010.10.06 at 01:17 #- URL [Edit]

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