ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集,チェロ協奏曲集(アッカルド/ワレフスカ/エド・デ・ワールト指揮/イギリス室内管弦楽団)

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ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集,チェロ協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Hob VIIa:1, イ長調 Hob VIIa:3,ト長調 Hob VIIa:4
チェロ協奏曲 チェロ協奏曲 ハ長調 Hob. VIIb:1,ニ長調 Hob. VIIb:2(*)
ヴァイオリンとハープシコードのための協奏曲 ヘ長調 Hob. XVIII:6(**)
サルヴァトーレ・アッカルド(Salvatore Accardo)(Violin)
クリスティーナ・ワレフスカ(Christine Walevska)(Cello)(*)
ブルーノ・カニーノ(Bruno Canino)(Harpsichord)(**)
エド・デ・ワールト指揮(Edo de Waart)(Conductor)(*)
イギリス室内管弦楽団(English Chamber Orchestra)
UK, 1/1972(Cello Concertos); 5/1980(Violin Concertos)
438 797-2 (P)1993 Philips Classics Productions (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV Onlineicon別盤icon

まず録音について。ソロもオーケストラも個々の楽器をとても明瞭に分離良く捉えています(チェンバロの音もはっきり聴こえてきます)。ソロとオーケストラのバランスも,ソロが若干大きめでちょうど良いと思います。残響はうっすらとありますがほとんど意識されません。弦楽器の質感も良く捉えています。一昔前のフィリップスらしい好録音ではないでしょうか。

こういう録音は私は好きなのですが,若干誇張された不自然さがあるのと,最近の音場を重視する録音とはアプローチが全く異なるため,この録音をどう思うかは聴き手が録音に何を期待しているか次第だとは思いますが,こういう風に録音されるものがほとんどなくなってしまったのは残念でなりません。

なお録音はヴァイオリン協奏曲が1980年,チェロ協奏曲が1972年と時期に開きがありますが,どちらも同傾向です。

演奏は,どちらの協奏曲も一昔前のモダン楽器によるオーソドックスなものだと思います。特にヴァイオリン協奏曲のカデンツァなど技巧が凝らされていて,ハイドンの協奏曲にふさわしいかどうかは置いておいて,なかなか聴き応えがあります。当然今流行のピリオドアプローチ的なところはありませんが,明るく快活で素直な好演奏だと思います。

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