チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲,他(ジョシュア・ベル/マイケル・ティルソン・トーマス指揮/ベルリン・フィル)

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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
チャイコフスキー:瞑想曲作品42-1(「なつかしい土地の想い出」より)
チャイコフスキー:ロシアの踊り(バレエ「白鳥の湖」作品20第3幕より)
チャイコフスキー:ゆううつなセレナード作品26
ジョシュア・ベル(Joshua Bell)(Violin)
マイケル・ティルソン・トーマス指揮(Michael Tilson Thomas)(Conductor)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berliner Philharmoniker)
January 27-31, 2005, Philharmonie Berlin.
SK93922 (P)(C)2005 SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

レコード芸術誌2010年10月号の特集「現代の名録音1980~2010」の協奏曲の欄で優秀録音として紹介されていました。確かに残響は控えめで明瞭感,透明感がそこそこありますし,特にオーケストラの音に力があって好感の持てる音作りですし,オーディオクオリティも良好で,優秀録音として取り上げられるのも理解できます。

私の感覚では,積極的に優秀録音というよりは,どこを取っても欠点がなく悪い印象を持つ要素がないので結果的に優秀録音なのかなぁ,というところです。で,唯一にして大きな不満が「ソロの捉え方が弱い」というところです。オーケストラの音量に対して若干控えめということもあるのですが,ヴァイオリンの音色を美しく捉えているものの,質感という面ではやや貧弱で,ほんのもう少し一歩踏み込んで捉えてくれれば,というもどかしさを感じてしまいます。ヒラリー・ハーンのチャイコフスキーもちょうどこんな感じでした。

ということで,優秀録音であるということは認めますが,好録音かというとちょっと違う,と思いました。

ジョシュア・ベルのヴァイオリンは以前別の曲で聴いたときに今ひとつ冴えない演奏だったのであまりよい印象を持っていなかったのですが,これを聴く限りかなり上手いと思いました。少し線は細いのですが,音がとても美しいです。

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