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バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲(クイケン/ラ・プティット・バンド)

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バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
シギスヴァルド・クイケン(Sigiswald Kuijken)
ラ・プティット・バンド(La Petite Bande)
Recorded 19-23.10.2009 at Galaxy Studios, Mol, Belgium
ACC 24224 (P)2009 (C)2010 Accent (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考url: HMV Online,Amazon.co.jp

ピリオド楽器による演奏。1パート1人という形態は今や珍しくはなくなりましたが,この演奏の目玉はチェロの代わりにヴィオロンチェロ・ダ・スパッラが全面導入されていることでしょう(従ってチェロは使われていません)。また,管楽器もバルブのないナチュラル楽器と使っているということです。

ピリオド楽器による演奏というとどこか尖りのある刺激的な演奏を想像してしまうのですが,ここで聴けるブランデンブルクは自然そのもので,ピリオド楽器が苦手な私でもすんなりと受け入れられます。スパッラが使われているということですが,私にはほとんど意識されません(単に低域が弱いな...程度(^^;)。いろんな演奏があってクラシックは聴き比べが醍醐味ではあるのですが,結局こういう真っ当な路線で極めた演奏に戻ってくるんだということを感じます。

で,肝心の録音なのですが,これがあまり良くありません。悪い言い方をすれば小学校の体育館で聴いているような音響なのです。その昔,小学校の音楽の鑑賞で体育館で聴かされた演奏を思い出してしまうのです(ある意味でリアルで雰囲気があると言えます)。オフマイクで間接音成分が支配的,なんとか我慢できるぎりぎりではあるのですが,明瞭感も良くないですし,音にも透明感がなくくすんでいてちょっとイライラが募ってきます(ディスク2の方は幾分マシのような気がします)。オーディオクオリティは悪くありませんし,何より演奏が良いので,この音の録り方は本当にもったいないと思います。これを良しとする方もきっと多いと思いますが,私はあまり好きではありません。

タグ: [協奏曲] 

■ この記事へのコメント

popotoku
名古屋のしらかわホールでバッハコレギウムジャパンが演奏するブランデンブルグ全曲を聴いたことがあります。演奏の良さもさることながらホールの良さもあり、直接音がくっきりと聞こえ、美しい間接音がそれを包む最高の響きでした。これが再現できる録音があったなら、それが私にとっての好録音です。
2011.02.04 at 21:14 #- URL [Edit]
T.S.
コメント有り難うございます。ホールや座席位置にもよりますが,ホールで聴く間接音は気にならないことも多いです。ポイントはやっぱり直接音が主体であることと,間接音との物理的な分離だと思います。2ch再生では難しいと思うのですが,5.1chのマルチチャンネル再生なら可能性があるのではと思っています。
2011.02.05 at 08:26 #- URL [Edit]
べっく
popotokuさんへ

もし今日あったラ・プティット・バンドの同じ曲の演奏が、
しらかわホールであったら、
よりいい演奏になっていたと思います。

今日は愛知芸術劇場のコンサートホールと、3階の広いホールだったので、
音が拡散しまくっていました。
最初のブランデンブルグ協奏曲第2番で変だと思っていたのですが、
挙句、ブランデンブルグ協奏曲第5番の
第1楽章のチェンバロのソロで、(ミスしていないのに!)
奏者が途中で音が把握しきれず、繰り返したりと慌てるシーン
がありました。この楽団にしては珍しいです。
そのためか、最後のブランデンブルグ協奏曲の第3番は
少し編成増やしている気がしました(多分このCDより多いと思います)。

楽団もそうですが主催者側も
コミュニケーションとって、
ホール選びをしてほしかったな
と思いました。

この録音は録音の仕方に問題があるようですね。
ただ今の演奏傾向にマッチした演奏のようですので、
何とか入手しようかと思います。
2011.06.25 at 20:44 #Nfxi7eoU URL [Edit]

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