チャイコフスキー,シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(アイザック・スターン/ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団)

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シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35(*)
アイザック・スターン Isaac Stern (Violin)
ユージン・オーマンディ Eugene Ormandy (Conductor)
フィラデルフィア管弦楽団 Philadelphia Orchestra
February 7, 1969 in Twon Hall, Philadelphia, Pennsylvania
March 23, 1958 at the Broadwood Hotel, Philadelphia, Pennsylvania(*)
SMK 66829 (P)(C)1995 Sony Classical GmbH (輸入盤)
好録音度:★★★★☆(チャイコフスキー),★★★★(シベリウス)
参考: HMV OnlineAmazon.co.jp

スターンというヴァイオリニスト,日本では?何となくあまり評価されていないような気がするのですが,私の勝手な思いこみでしょうか? 武骨で不器用なところはあると思いますが,このチャイコフスキーは脂が乗りきっていてキレもよく絶好調という感じで素晴らしいです。好き嫌いは分かれるかもしれませんが,もう少し評価されても良いのではないかと思います。一方シベリウスの方はちょっと曲のイメージとそぐわない雰囲気で,強引さが前に出てしまっているように思います。

なおチャイコフスキーはソロのない部分で数小節省略?されているのではないか思うところがありました(第1楽章7:00あたり)。

録音ですが,チャイコフスキーが素晴らしい! 1958年の録音なのでややざらざら感はあるものの,ソロは最高の質感で極めて明瞭に捉えています。適度にソロにフォーカスされていて,現実の音量バランスとは異なると思いますが,録音を楽しむという点ではむしろ好ましく,スターンのヴァイオリンを存分に楽しめます。クオリティのハンデをカバーするに十分です。これも協奏曲の好録音の好例と言えます。現代のクオリティで聴けたらどんなに良いだろうと思います。なんでこういう風に録音してくれないんですかね?(と何度でもしつこく言います!)

シベリウスの方の録音はチャイコフスキーに比べると若干残響の被りが気になり,やや落ちる印象です。悪くはないのですが。

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