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ブラームス:交響曲全集(ドラティ/ロンドン交響楽団,ミネアポリス交響楽団)

cover picture

ブラームス:交響曲全集
アンタル・ドラティ(Antal Dorati)(Conductor)
ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)
ミネアポリス交響楽団(Minneapolis Symphony Orchestra)(第二番のみ)
12/1957(第二番) USA,6/1959(第一番),7/1963(第三番,第四番) Great Britain
Mercury Living Presence 434 380-2 (P)1996 Mercury (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: amazon.com,ArkivMusic

これは驚きました! 1957年から1963年にかけての録音ですが,各楽器の音がすこぶる生々しく極めて自然な音色で録音されています。特に弦楽器の質感が大変良く再現されていて魅力的なのがうれしいです。残響は多少ありますが,ほとんど楽器音に影響を与えていません。古い録音なのでマスターテープの古さに起因するクオリティの悪さがあるのは否めませんが,その中に録音された音の魅力,詰め込まれた音楽の情報量という点では決して最新の録音にひけを取りませんし,下手な最新録音など全く足下にも及ばないくらい良いと思います。これがMercury Living Presenceか! 感激しました。

こんなに素晴らしい手本が過去の財産としてあるにも関わらず,また,今の技術をもってすればこの録音を越えることなどいとも簡単なはずと思うのですが,クオリティは良くても音に魅力がない,音楽の肝心な情報が削ぎ落とされてしまった劣悪な録音がこれほどまでにはびこっているのか... 不思議に思うとともに残念でなりません。

なお,私の評価としての好録音度はあえて高くしましたが,あくまで1960年前後の録音であるということをご承知おきください。念のため...

このCDは現役盤としては国内で流通していないようですが,amazon.comのマーケットプレイスやArkivMusicのArkivCD※1として手に入ります。

最後になりましたが,演奏自体は元気があり,歯切れの良さが好印象ですが,オーケストラのアンサンブルの精度の点では詰めの甘さがあるように思います。でも録音がいいので許してしまいます!

※1 ArkivCDとはArkivMusic独自のサービスで,正規ライセンスに基づいてCD-Rで復刻したものとのことです。(以前別のCDを購入しましたので,別の機会にまた紹介したいと思います)

[ブラームス][交響曲]

■ この記事へのコメント

りりぃ
初めまして。割り込み失礼致します。私もブラームスの交響曲は好きです。特に2&3番が好きです。ドラティ盤があったとは知りませんでした。聴いてみたいのですが、そのためには注文して取り寄せてもらわないといけないようですね。
そこで、少々質問させていただいてよろしいでしょうか? 2&3番の各楽章の演奏時間はお判りになりますか? もしお判りになるようでしたら教えていただけると嬉しいです。演奏時間によってリピートの有無や平均テンポの予想が立ちますので時間が気になります。身勝手で申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。
2009.12.22 at 10:55 #dsjAEzmM URL [Edit]
T.S.
こんにちは。コメント有り難うございます。
演奏時間は下記の通りです。
第一番 13:08/9:06/4:12/15:20
第二番 13:53/9:46/4:33/9:06
第三番 12:13/9:22/4:40/7:47
第四番 11:56/12:00/6:06/9:10
提示部のリピートについては,第一番なし,第二番なし,第三番あり,でした。
ドラティの演奏は独特の淡泊さがあるので好みが分かれるかもしれないですね。
取り寄せないといけないのは面倒ですよね。国内でも扱って欲しいものです。
では今後ともよろしくお願い致します。
2009.12.23 at 01:37 #- URL [Edit]
りりぃ
ご親切に教えてくださり有難うございました。私も入手を試みてみようと思います。
2009.12.23 at 10:35 #dsjAEzmM URL [Edit]
T.S.
上手く手にはいるといいですね。では。
2009.12.23 at 19:27 #- URL [Edit]

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