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ブロムシュテット/SKDのベートーヴェン交響曲第9番~ハイパー・リマスタリング・シャルプラッテン・ベスト盤

cover picture
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮/シュターツカペレ・ドレスデン
1979年4月9-11日,1980年3月31日 ドレスデン・ルカ教会
KICC 9487 (P)2007 King Record Co., Ltd. (国内盤)
参考: Amazon.co.jp,Tower Records
※ハイパー・リマスタリング・シャルプラッテン・ベストVol.5
11/22のエントリではBerlin Classics盤とBrilliant Classic盤の比較を,11/28のエントリでは徳間盤(1988年頃発売)とBerlinClassics盤の音質比較を行ってきました。ここまできたら,2007年頃発売のハイパー・リマスタリング盤との比較をやるしかないと思い,でも全部はつらいので(^^; 第9番のみ比較してみました。

例によって,第9番第1楽章の冒頭から約1分間のスペクトルのピークホールドの図を示します。赤線がハイパー・リマスタリング盤,青線が徳間盤です。

blomstedt_beethoven_9_tokuma_hr_spectrum.png

周波数特性上はほぼ等価です。ハイパー・リマスタリング盤の方がわずかにレベルが高いです。ハイパー・リマスタリング盤は20kHz以上に少し成分がありますが,これはノイズ成分で楽音ではありません(無音部でこのレベルのノイズがありました)。図からも想像できる通り,聴感的にも全体の音色のバランスはほとんど変わりません。

じっくりと聴くと,ハイパー・リマスタリング盤の方がわずかに歪みが少なく,音のざらつき感が改善されています。こういう差に鈍感な私でもわかるレベルの改善です。でもどのあたりが「ハイパー」なのかは私にはわかりませんでした(^^;。

このハイパー・リマスタリング盤,全集分が分売で発売されていたようですが,すでに一部の曲については販売終了で入手困難のようです(第7番が手に入らないのは残念!)。私としてはBerlin Classics盤の方が好みなので,ハイパー・リマスタリング盤はこれで終わりにします...

タグ: [交響曲] 

■ この記事へのコメント

you
ハイパー・リマスタリング盤の比較までしていただいて、大変参考になります!

いままで巷で渦巻いていたブロムシュテット&SKD盤をめぐる諸意見に関して、科学的観点からの分析をしていただけたので、自分の中の靄が晴れた気がします。

ようやくブリリアント盤を手にいれましたが、満足できる内容でした(^^)自分のなかでの定番として末永く聴き続けたいと思います。
2011.12.04 at 12:38 #- URL [Edit]
T.S.
いつもコメント有り難うございます。

音質の違いをデータで示すことは本当に難しく,私が載せた図も音質の違いの
ほんの一側面を示しているにすぎないので,その点だけはご了解下さい。

ブロムシュテットのベートーヴェンは本当に良いですよね。
私も長く聴き続ける盤になりそうです。
2011.12.04 at 16:28 #- URL [Edit]
ikuya
以前、この記事を拝読して、ブリリアント盤のブロムシュテット氏のベト全を安心して購入できたのが、いい思い出です。ありがとうございました^^
2017.10.25 at 09:29 #RcG9vm2o URL [Edit]
@tsy227
コメント有り難うございます。少しでもお役に立てたのであれば私としてもうれしいです。それにしても,以前はこんな比較もしていたんだなと懐かしく思い出しました。
2017.10.25 at 19:45 #- URL [Edit]

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