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ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番,モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番,他(ハーゲン四重奏団)

cover picture
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番作品59-2
モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番K.428
ヴェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章作品5
ヴェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル作品9
ハーゲン四重奏団
Recording: V. & XII. 2010, Siemens-Villa Berlin
MYR006 (P)2010 (C)2011 myrios classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV Online,Amazon.co.jp,Tower Records

ハーゲン四重奏団結成30周年記念アルバム。これまでずっとドイツ・グラモフォンに録音を残してきましたが,この節目でミリオスというマイナーレーベルを選択したということです。ジャケット写真を見る限りまだまだ若々しい彼らですが,もうすでに30年ものキャリアを積んだベテランということに改めて驚きを感じています。

さてこのディスクですが,ベートーヴェンは彼ららしい切れ味の鋭いダイナミックな表現が素晴らしい演奏と思いましたが,モーツァルトは残念ながら最後まで聴き通すことが出来ませんでした。とにかく「ため」が多いのです。そのため,聴いていても心の中で刻むリズムが乱され息苦しくなってくるのです。これは以前,西山まりえさんのゴルトベルク変奏曲で「まさかゴルトベルク変奏曲を聴いて苦痛を強いられるとは思いもしませんでした。」と書いたのと全く同じです(→その記事はこちら「CD試聴記 編集日録2008年3月16日」)。HMV OnlineやAmazon.co.jpでのユーザーの批評を見ても賛否両論ですが,このモーツァルトに関しては残念ながら「否」でした。(ヴェーベルンは守備範囲外なのでコメントを避けておきます(^^;)

ベートーヴェンを聴く限りは彼らの新境地に期待を持てるのですが,モーツァルトを聴くと,いったい彼らはどんな方向に向いて行ってしまうのか心配になってしまいます。新しいチャレンジはどんどんして欲しいのですが,くれぐれも変な方向には行かないでくれと願わずにいられません。

さて録音ですが,少し残響感があり楽器音へのまとわりつきが気になるものの,彼らのキレの良い演奏をシャープに明瞭に録っていて好感が持てます。高域の伸びもありヌケも良く音色も自然,優秀録音と言えるかもしれません(優秀録音として雑誌にも取り上げられていました)。私としては不満がないわけではありませんが,これなら十分に納得できます。

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