ヘンデル:チェンバロのための作品集(クリスティアーノ・オウツ)

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ヘンデル:チェンバロのための作品集
クリスティアーノ・オウツ Cristiano Holts
June 2009, Palace Chapel of Winsen, Germany
Ramee RAM1004 (P)(C)2011 Outhere (輸入盤)
好録音度:★★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
レコード芸術誌2011年度第49回レコード・アカデミー賞の「特別部門 録音」の受賞ディスク。ヘンデルのチェンバロ曲は私の守備範囲外なので買う予定はなかったのですが,つい出来心で買ってしまいました...(^^;。

この録音は本当に良いですね。チャペルでの録音と書いてあるのですが,残響感はほとんどなく楽器音が極めて明瞭に録られています。距離感も適切で自然で音の捉え方が濃すぎませんし(若干きつい感じはあります),いろんな要素のバランスも良いです。オーディオ品質も良好です。優秀録音かつ好録音と言えます。私が持っているいくつかのチェンバロの録音の中でも群を抜いています。オーディオ機器試聴時のリファレンス音源候補となりました。

こういう雑誌で優秀録音の賞を取ったディスクを聴いても,「確かに優秀録音かもしれないが好録音ではない」ということが多かったのですが,驚くべきことに今回は極めてまともな選択がなされました(^^;。素直に喜びたいと思います。ピアノやチェンバロ,ギターなどは楽器自体の響きが十分に残るので,このような残響を抑えた録音でも一般的に受け入れられやすいからだとは思いますが,録音にとってホールなどの残響がそんなに重要な要素ではないということがここでも明らかになったと思います。この受賞を契機にこういった好録音が増えてくれることを期待します(でも無理かもしれませんね...)。

次はオーケストラや弦楽器の録音からもこのような「優秀録音かつ好録音」のディスクを選んで欲しいものです。

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