ベートーヴェン:交響曲全集(クリスティアン・ティーレマン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
クリスティアン・ティーレマン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2008年12月~2010年4月 ウィーン,ムジークフェラインザール
88697927172 (P)(C)2011 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
これは旧世代の延長線上にある演奏ですね。多くの方がレビューで書かれている通りです。モダンオーケストラを重厚に鳴らして壮麗なベートーヴェンを築いています。巨匠的節回しとでも言いましょうか,テンポの変化が随所に出てくるのでこのあたりはあまり好きになれないのですが,オーケストラの鳴らし方は聴いていて懐かしくなるとともに安心感があります。ピリオド的なスタイルを取り入れて軽妙で躍動感のある演奏が席巻する昨今において,そんな流れに動じず旧来の重厚なドイツ的スタイルを貫く姿勢は立派です。

録音ですが,ライヴ録音としてはかなりバランス良く整っていると思います。弦楽器の質感も悪くありません。大オーケストラの鳴りっぷりをよく捉えていると思います。私としてはもう少し各楽器に寄ってそれぞれの質感を強めに出していればなお良かったと思うのですが。ほんのわずかですがヌケの悪さも感じられます。どことなく平板で立体感にも欠けます。惜しい録音です。なお,ライヴ録音で曲間などで観衆のざわめきなども聞こえますが,拍手はカットされています。

あと,この布張りのケース,非常に立派なのですが,裏の印刷も細かい文字がつぶれて全く読めませんし,盤も取り出しにくく,これはいただけません。大きさも若干大きめで収まりが悪いです。普通の薄いボックスにして欲しかったです。

タグ: [交響曲] 

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