ベートーヴェン:交響曲第7番,ヴァイオリン協奏曲(デヴィッド・グリマル/レ・ディソナンス)

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ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
デヴィッド・グリマル(指揮・ヴァイオリン)/レ・ディソナンス
2010年3月15日(Vn協奏曲),2010年5月27日(交響曲第7番)
AP009 (P)(C)2010 Aparté (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineAmazon.co.jpTower Records
デヴィッド・グリマルが結成した小編成のオーケストラを率いてのベートーヴェンの交響曲と協奏曲。交響曲ではグリマルがコンサート・マスターを務め,指揮者を立てずに演奏しています。協奏曲は弾き振りです。協奏曲はグリマルの伸びやかなヴァイオリンが素晴らしいです。交響曲第7番は速いテンポで推進力があり,強靱でスリリングな演奏を繰り広げています。オルフェウス室内管弦楽団を彷彿とさせますが,洗練されたオルフェウス室内管弦楽団に対し,ずっとアグレッシヴな印象です。指揮者なしでここまで統率できるとは見事としか言いようがありません。

録音ですが,協奏曲はソロにまとわりつく残響が若干気になるものの,ソロにきっちりフォーカスされていて明瞭に美しく捉えています。オーケストラとのバランスも良く,気持ちよく協奏曲を堪能できます。協奏曲の録音としてほとんど不満を感じません。一方交響曲の方ですが,内声までくっきりと聴こえる見通しの良い分離の良い録音なのですが,フォルテではやや飽和気味で混沌とします。グリマルの鼻息?!と思われる音まで入っていたり,演奏者の発する雑音なども聞こえてくるくらいよく捉えられているだけに惜しいです。また,少し音がきつく硬いのが気になります。とはいえ,総合的にはかなり良い部類に入ります。なお拍手まで収録されたライヴ録音です。

このセットは,協奏曲は普通のCDなのですが,交響曲の方がデュアルディスクという片面がCD,もう片面がDVDという貼り合わせの両面ディスクになっています。DVD側には5分程度のプロモーションビデオが収められていました(ただしNTSCではなくPAL...)。貼り合わせなのでやや分厚く,恐らくCD規格は満たしていないと思います。トレイタイプのCDプレーヤは問題ありませんでしたが,スロットインタイプのCDプレーヤでは隙間が足りず挟まってしまい,正常に再生できませんでした(ディスクが詰まってしまって焦りました)。DVDをオマケで付けてくれるのは良いのですが,こんなデュアルディスクは勘弁して欲しいです。

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