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モシュコフスキー:20の小練習曲作品91(藤原亜美)

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モシュコフスキー:20の小練習曲 作品91
藤原 亜美 (Piano)
14-15 Dec. 2011, Fujimi Culture Hall KIRARI☆FUJIMI
fontec EFCD4187 (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Online,Amazon.co.jp,Tower Records
全音楽譜出版社刊の楽譜に準拠したピアノ教則CDシリーズ。音楽の鑑賞用ではなく音楽教育用として制作されたものです。数ヶ月前のレコード芸術誌の録音評で,デッドな録音という評価があったので,これは聴いてみなければと思い入手しました(^^;。

ほんの短い曲が20曲,合計で26分しかありません。教則本1冊につきCD1枚(1組)という企画なのでしょう。ちょっと割高な感じがしますが仕方ないですね。練習曲とはいえ愛らしい小曲が並んでいます。しかし,やっぱり練習曲,ショパンの練習曲のような感覚では聴けませんでした...まあ当たり前といえば当たり前,それを期待する方が間違っていますね...

それで肝心の録音なのですが...確かにデッドな録音ですが,わずかにホールの響きが付帯音としてまとわりつき音を濁しています。なんとも中途半端な感じです。でも基本的には良い...はずなのですが,なぜかいまひとつ冴えない音なのです。音に伸びと輝きが感じられず,詰まったような音になってしまって美しくないのです。なんでこんな音なんだろうと不思議に思います。楽器が良くないのか,マイクセッティングが良くないのか,どちらかだとは思うのですが。これはちょっと期待はずれでした。

あえてこういうデッドな録音を選んだのだろうと思います。それはそれで正解だと思います。しかし,この音はいただけません。教育用だからいいじゃないかと思われるかもしれませんが,教育用だからこそ音の美しさは大事だと思うのです。もちろんホールで綺麗な響きの中で録音して欲しいと言っているわけではありません。音楽の理解を手助けするという意味だけでなく,ピアノという楽器はこんな美しい音が出るんだという見本にもなるべきだと思うのです。感受性豊かな子供が聴くわけですから。そしてそれを聴いた子供のピアノタッチが変わると思いませんか?

私の理想に一番近いのは,イルマ・イッサカーゼのバッハ:ゴルトベルク変奏曲のディスクです。「教育用にはふさわしいが鑑賞には向かない」なんていうことはないと私は思っています。こういう録り方は,教育用としても観賞用としてもふさわしいと思います。

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