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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(イザベル・ファウスト)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番
2011年9月 ベルリン,テルデックス・スタジオ
(1) HMC 902124 (C)2012 harmonia mundi (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
2009年9月1-4日 ベルリン,テルデックス・スタジオ
(2) HMC 902059 (C)2010 harmonia mundi (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
イザベル・ファウスト Isabelle Faust (Violin)

「CD試聴記」からの転載記事です。

モダン楽器のピリオド奏法による演奏。 第1弾として(2)BWV1004-1006が2009年に録音され,その2年後の2011年に残りの(1)BWV1001-1003が録音されました。 これで全集として完結したことになります。 (2)は2010年4月に一度レビューしています。 その時の感想は「突出した特徴はないが,音色の美しさ,キレの良さ,推進感,どれもが高いレベルで均整の取れた素晴らしい演奏」であり, 「音楽そのものの魅力で聴き手を惹きつける本物」と評しました(→好録音探求2010年4月29日のエントリーに記事が残っています)。 今改めて聴いてみて,その感想は変わりません。

2年後の(1)ですが,より積極的にピリオド奏法が取り入れられているように思います。 音価を短く切り上げ起伏を伴いながらも前に前にひたすら疾走する,実に胸のすく演奏として素晴らしい仕上がりを見せています。 そして,ピリオド奏法と言いつつも,ピリオド奏法の呪縛を完全に打ち破り,モダン楽器による新しい一つのアプローチを確立しつつあると感じます。 これを聴いてから(2)を聴くと,まだまだ吹っ切れていないように思います。 この2年間の進歩は非常に大きいと思います。 (1)を聴くにつけ,今のタイミングで全曲を一気に録音して欲しかったという思いが強くこみ上げてきます。 それほどまでに(1)は素晴らしい演奏だと思います。

録音ですが,先に録音された(2)はやや残響が多めで,私の好みとは少し異なりますが,楽器音をしっかり捉え,ニュアンスも十分に伝わってくるため印象は悪くありません。 あとに録音された(1)の方が残響が控えめでよりクリアに聴こえ,さらに録音状態が良いと言えます。 ただ,少しこぢんまりとまとまりすぎているようにも思います。 もう一歩寄って質感を強めに出してくれれば申し分ないのですが。

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