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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(ヤッシャ・ハイフェッツ/フリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団)

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チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
ヤッシャ・ハイフェッツ (Violin)
フリッツ・ライナー指揮/シカゴ交響楽団
録音:1957年4月19日 シカゴ,オーケストラ・ホール
JMCXR-0009 (P)2001 日本ビクター株式会社 (国内盤)
好録音度:★★★★★
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
日本ビクターのXRCD2によるハイフェッツの超有名な歴史的録音の復刻CD。今更ながらですが取り上げます。それにしても圧倒的な演奏ですねぇ。「技術力」を超越した凄さに何度聴いても感銘を受けます。しかし,好き勝手やってますね。かつてこういうことが許される時代もあったのだということも改めて思います。

本題は録音の方です。1957年の録音とは思えないですね。そして,録音の鮮明さもさることながら,ソロの音の捉え方の良さ,オーケストラの音の捉え方の良さ,いずれも本当に素晴らしいです。現代における音場再現性・自然さを追求する録音とは全く方向性の異なる音作りで,そういう録音からするとかなり誇張した感はありますが,しかし,そういうことを超えた圧倒的な楽しさがこの録音にはあります。

音楽が楽しめる録音とは一体どういう録音なのか。これは聴く人の価値観にもよるので唯一のものがあるわけではないことを承知で,それでもやっぱりこういう録音の素晴らしさをきちんと評価し,現代の録音においてもこういう「誇張」をうまく使って欲しいと思うのです。極論を言うと,ホールの音響をいかに再現するかなど私にとっては重要ではなく,いかに楽しい音楽を再現してくれるかの方がはるかに重要である,ということです。

そういう観点で,この録音は本当に素晴らしく,文句なしの好録音,五つ星と言えます。もちろん1957年のクオリティであることはご承知おきください(といっても音楽を楽しむ上での障害にならないクオリティは十分にありますよね)。

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