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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲(リチャード・タニクリフ)

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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
リチャード・タニクリフ Richard Tunnicliffe (Cello)
2010年10月12-14日,2011年2月14-16日,2011年11月21日 St. George's Church, Chesterton, Cambridge, UK
CKD 396 (P)(C)2012 Linn Records (輸入盤)
好録音度:★★★
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
「CD試聴記」からの転載記事です。

バロック・チェロでの演奏です。ピッチはA=415Hz。第6番では5弦のチェロ・ピッコロを使用しています。バロック・チェロでの演奏ですが,ことさら楽器を意識させるようなところのない,ごく自然で軽やかな弾きっぷりが心地よい印象を残します。 技術的にもすごぶる上手く,安定感も申し分ありません。 この演奏で一番良いと思ったのがガット弦特有の引っかかりの強い,雑味の多い音色です。 美しくないと思われる方も多いかと思いますが,私がこの演奏で唯一バロック・チェロで良かったと思える点がこの音色です。 誤解を承知で書きますが,ロック・ギターのディストーションにも通じるところがあると思います。

録音ですが,良く響く教会での録音で,明らかに残響過多。 残響時間が長い上に楽器音に大きく被って音色を大きく損なっています。 楽器音を比較的近くで捉えているために,これだけ被ってもそれなりに質感は感じられるのと, オーディオ品質的にはきめの細かい高品質録音と言えると思いますので, 残響を許せる方なら問題なく楽しめるかもしれませんが, 私としては全く良いと思えない録音です。好録音とは言えません。残念です。

リチャード・タニクリフ氏は,HMV Onlineによるとイギリスの古楽オケ「エイジ・オブ・エンライトメント管」の首席奏者のほか, イングリッシュ・バロック・ソロイスツやロンドン・クラシカル・プレイヤーズ,アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック, イングリッシュ・コンサート,フレットワークなど名だたる古楽器オケやアンサンブルで大活躍してきたチェリスト,とのことです。

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