バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲(ピーター・ウィスペルウェイ 3回目)

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バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
ピーター・ウィスペルウェイ Pieter Wispelwey (Cello)
Recorded at the Serendipitous Studio in Mechelen (Belgium), June 2012
EPRC 0012 (P)2012 Evil Penguin Classic (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records
CD試聴記」からの転載記事です。

ウィスペルウェイ氏3回目の全曲録音。

バロック・チェロでの演奏。 A=392Hzという低いピッチで,絶対音感の全くない私でも,おやっと思ってしまうくらい低いです(もちろんすぐに慣れますが)。 「語るバッハ」とは良く言ったもので,この演奏も緩急強弱,抑揚という言葉を超えたフレージングの妙がこの演奏にはあります。 それが自然で嫌みのない形で実現されていることに感心します。

そして,さらに各組曲が一つの物語であり,それぞれの曲や楽節で次々とシーン展開していくかのごとく表情が変わっていく, これが面白いと思いました。 この点では特に第4番が今まで聴いたことのないような感じで良かったです。

ただ,なぜこれをバロック・チェロで演奏されたのかがよくわかりませんでした。 バロック・チェロらしい弾き方をされている感じがあまりなく, これならモダン・チェロの方がもっと多彩な表情を楽器から引き出せるのではないかと。

録音ですが,指板を叩く音がはっきりと聞こえるくらい近いマイクポジションで,濃厚に質感高く捉えています。 残響もそれなりに多めに取り込まれていますが,上記の理由で大きな影響は受けていません。 ただ,この音の捉え方にしては若干ヌケが悪くすっきりしないところがあり,この点は惜しく思います。 録音レベルが高いのは好感が持てます。

■ この記事へのコメント

志望動機
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
2012.11.26 at 16:19 #- URL [Edit]

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