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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(カール・ズスケ)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
カール・ズスケ Karl Suske (Violin)
BWV1001,1002(1983年), BWV1003,1004(1985年), BWV1005(1988年), BWV1006(1987年),ドレスデン・ルカ協会
TKCC-15191 (P)2000 徳間ジャパン (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
「CD試聴記」からの転載記事です。2回目のレビューです。

自己主張を抑えて曲の本質的な素晴らしさだけをすくい取ろうとしているかのような謙虚な姿勢が,かえってこの演奏を大きく特徴づけているように思います。音色の美しさ,温かさ,そしてこの滋味深さ,本当に素晴らしいです。こんな幸福感に満ちた演奏は他にないと思います。

技術的な弱さを指摘する声もありますが,まあわからないでもないですが,そういう指向の演奏ではありませんし,安定感は抜群であり,全く問題ありません。

数年にわたり録音されていますが,多少のばらつきはあるものの,全体的な統一感はあり気になりません。ドレスデン・ルカ教会の残響が豊かに取り入れられていますが,マイク位置は演奏者の近くなのか,主体はあくまで楽器音なので,残響が多い割には音色への影響は少なく質感もそれほど失われていません。音の曇りも少なく,印象は悪くありません。こういう残響の取り入れ方ならまだ許せます。もちろん,もう少し残響を控えめにしてまとわりつきをを抑えて欲しかったとは思いますが。

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