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ハイドン:交響曲全集(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/シュトゥットガルト室内管弦楽団)

cover picture
ハイドン:交響曲全集
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮
シュトゥットガルト室内管弦楽団
録音データなし
88697443312 (P)(C)2009 Sony Music Entertainment (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
録音データの記載が全くないのですが,ラッセル・デイヴィスが1995年にシュトゥットガルト室内管弦楽団の音楽監督に就任した直後から計画し,約10年かけて録音したということです。ライヴ録音で演奏後の拍手まで収録されています。

まだ買って間もないので一部を聴いたに過ぎませんが,鮮烈なピリオド系の演奏が多い中,これは地に足の付いた演奏という感じです。曲によってはゆったりとしていておっとりとした印象を受けるものもありますが,もしかしたらこの時代の宮廷での演奏はこんな感じだったのかも,などと思ったりもして悪くないです。快活で推進力のある演奏が好きな私としては期待する演奏とは少し方向性が違ったのですが,これはこれで楽しめそうです。オーケストラの演奏もとても上手くまとまっています。このあたりはさすがです。

録音ですが,演出色の薄い生録的な素朴さのある録音であり,残響がそれなりに多めに入っていますが,残響による音色への影響は少なめでホールのキャラクターも強く出ることがなく悪くありません。ただ,少しオフマイク気味で楽器の質感のとらえ方は弱めであり,細部まで良く見えそうで見えないもどかしさも少しあります。また,オフマイクのためか高域のヌケが悪いというところまではいかないまでも今ひとつすっきりしないところもあります。もう一歩寄って質感を強めに捉え,残響を抑え気味にして欲しかったと思います。とはいえ,総合的にはまずまず良いと思います。

また,本当のライヴ録音(!?)のためか曲間のざわざわ感が少し大きめに入っていますが,まあ気になるものではありません。低域のバックグラウンドノイズはやや大きめです。セッションできっちりと録って欲しかったという気はしますが。

ということで,いろいろと書きましたがまだあまり聴けていないので,これから少しずつじっくりと聴いていきたいと思います。今も聴いているのですが,なかなか良いじゃないですか,と楽しみながらこれを書いています。モダン楽器が好きな私としては,この美しく整った演奏にホッとしますね。なかなかうれしい全集です。

最後に少し苦情を。まず解説書やディスクのスリーブに当然曲目は書いてあるのですが,楽章にトラック番号が書かれていないので不便です。録音年や録音場所の記載もありません。このあたりはちょっと手を抜きすぎているのではないでしょうか。また曲順がばらばらで聴きたい曲を探すのが大変です。意図があってのこととは思いますが,やっぱり曲順に並べて欲しかったです。

※注 カバーピクチャは解説書から作成しましたのでボックスの絵柄とは少し異なります

タグ: [交響曲] 

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