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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(イザベル・ファウスト(Vn)/アレクサンドル・メルニコフ(P))

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
イザベル・ファウスト Isabelle Faust (Violin)
アレクサンドル・メルニコフ Alexander Melnikov (Piano)
Teldex Studio Berlin, 2006å¹´(Kreutzer), 2008å¹´
HMC 902025.27 (P)2009 harmonia mundi s.a. (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV Onlineicon,Amazon.co.jp,Tower Records
繊細で柔らかく優しい表現から力強く激しい表現まで,そしてそれが曲想に応じてダイナミックに変化していく,表現の幅の広さに感嘆します。フォルテでは意図的だとは思いますが,音がつぶれ気味になるところまで力を込めていて,このあたりは好みが分かれるところだとは思います。淀みも「ため」もなく前のめりに曲を推進するリズム感もいいですねぇ。

そしてファウストのヴァイオリンと並んでピアノがすごく良いです。対等と言いながらもやはりヴァイオリンが主役というイメージが強いベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタにおいて,これほどの存在感を示すとはなかなかのものです。(この曲でピアノに心動かされるのは初めてかもしれません...)

これはなかなか聴き応えのある素晴らしい全集でした。

録音ですが,残響は控えめなのでまずまずなのですが,少しヴァイオリンが遠めで明瞭感,質感の低下が否めません。細部が見えそうで見えないもどかしさがあります。中では,2006年に録音されたクロイツェルが最も良く,その他の曲は少し落ちる感じです。もう一歩寄って生々しさを出して欲しかったと思います。惜しいです。

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