ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集(フレデリック・ペラシー(Vn)/ジャック・フランシス・マンツォーネ指揮/チェコ弦楽アンサンブル)

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ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集
フレデリック・ペラシー Frédéric Pélassy (Violin)
ジャック・フランシス・マンツォーネ指揮/チェコ弦楽アンサンブル
録音:1992年9月
BNL 112834 (P)(C)1993 SCAM/BNL (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: 公式WebサイトCD試聴記ファンページamazon.fr
ハイドンのヴァイオリン協奏曲集というと,個人的にはこれを外すことができない,という思い入れのあるディスクです。フレデリック・ペラシー氏はフランスのヴァイオリニストで,その音楽性,美しい音色に魅了されて,ディスクを全て集め,ファンページまで作りました。そしてハイドンのヴァイオリン協奏曲の楽しさを教えてくれたのがこのディスクでした。このディスクに出会わなければ,未だにこの曲の素晴らしさに気づくことなく過ごしていたことでしょう。

以下,ほぼ10年前のレビューを転載します。今改めて聴いてみても基本的には感想は変わりません。良くも悪くも若さに溢れていて気持ちの良い演奏だなぁと思いますね。



なんと瑞々しい演奏であることか! 第一楽章,第三楽章の若々しくびのびとした,溌剌とした表現,緩徐楽章のしっとりとした表現, ペラシー氏の美しい音色が活かされ,どこを取っても本当に清々しいです。 弦楽アンサンブルの伴奏(第三番はオーボエ2,ホルン2を追加)もソロに負けず劣らず清々しい演奏を聴かせてくれます。

ペラシー氏の個性がいかんなく発揮された演奏なのに,彼の個性が前面に出てくるのではなく, 純粋にハイドンの音楽そのものが聴き手に届いて来る,そしてペラシー氏と我々聴き手との間でこのハイドンの楽しい音楽を共有している, まさにそういった感じがします。 これぞ音楽の原点! 素晴らしい。 こういう好演がモダン楽器から生み出されたことを本当にうれしく思います。

録音は,各パートの音が明瞭に捉えられ,さらにその上にソロがくっきりと浮き出ており,小編成の協奏曲として非常に好ましい録音です。 各楽器の音の捉え方,音色,ソロとオーケストラのバランス,どれを取っても水準以上だと思います。 一点不満を述べるとすれば,音像がやや右チャネルに偏っており,ヘッドホンでの聴取でわずかに違和感を感じることくらいでしょうか。

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