バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番,ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」,他(マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)/イタマール・ゴラン(P))

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調“クロイツェル”
ヴィニャフスキー:スケルツォ・タランテラ作品16
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調
マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)/イタマール・ゴラン(P)
Recorded live at Wigmore Hall, London on 5 April 2012
WHLive0056 (P)(C)2013 The Wigmore Hall Trust (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: HMV OnlineiconAmazon.co.jpTower Records

CD試聴記」からの転載記事です。

この人にしては少し控えめというか慎重というか,部分的には熱気がこもることもありますが,かなり抑えた演奏に聴こえます。しかし,この曲の精神性を追求するかのような演奏かというとちょっと違うように思います。こういう演奏でありながらじんわりと情感に訴えかけてくる,この力量はさすがだと思います。こういうふうにバッハを弾く人が最近少なくなったと思うのは私だけでしょうか。

一方で,カップリングのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」は,人が変わったように覇気に満ちた吹っ切れた快演です。私としてはバッハをこういう風に挑戦的に演奏して欲しかったと少し残念に思っています。

録音ですが,残響はあまり取り入れられておらず,楽器音が主体なのですが,少し距離感があるためか,明瞭感,質感,鮮度に欠けるきらいがあります。もう一歩寄って録って欲しかったところです。惜しいです。

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