ARTA Softwareを使ったヘッドホンのインピーダンス特性の測定

ARTA SoftwareのSTEPというソフトを使ったヘッドホンの音圧周波数特性については2014年1月19日のエントリ1月20日のエントリで紹介してきました。今回はLIMPというソフトを使ったインピーダンス特性の測定について紹介します。

PCを使ったインピーダンス特性の測定では次のように配線します。(実際の機材はまた別途紹介したいと思います)

limp_measurment_setup_for_hp_imp.png
図1 インピーダンス特性測定系(LIMPマニュアルより)


100Ωのリファレンス抵抗の両端にかかる電圧を測って電流値を求め,ヘッドホンの両端にかかる電圧と先に求めた電流値からインピーダンスを求めます。基本的には中学校?で習うオームの法則そのまんまですね。

で,いつもの通りSennheiser HD580, Amperier, HD25-1 IIの測定結果を示します。

imp_sennheiser_hd580_limp_20140126.png
図2 Sennheiser HD580 インピーダンス特性
(公称インピーダンス 300Ω)
青:装着時/灰:非装着時

imp_sennheiser_amperier_limp_20140126.png
図3 Sennheiser Amperier インピーダンス特性
(公称インピーダンス 18Ω)
青:装着時/灰:非装着時

imp_sennheiser_hd25-1_II_limp_20140126.png
図4 Sennheiser HD25-1 II インピーダンス特性
(公称インピーダンス 70Ω)
青:装着時/灰:非装着時


それぞれインピーダンスが大きく異なり,それに合わせてスケールを変えていますのでご注意ください。低域側に現れるピークは通称f0と呼ばれる最低共振周波数で,低域の再生能力に関わります。ただ,ヘッドホンの場合はスピーカほどは重要ではないかもしれません。装着時は振動板の動きがヘッドホン前室空間の圧力で抑えられるため,インピーダンスの山が抑えられています。高域で徐々に上がっていくのはボイスコイルのインダクタンスの影響です。あと,様々な共振がインピーダンス特性の乱れとなって現れてきます。

音質に具体的にどう関わってくるかというのは難しいところで,だからどうやねん,というところはありますが(^^;,一つの参考データとしてこれも今後の測定では載せていきたいと思います。

タグ: [ヘッドホン] 

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