ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第7番(オルフェウス室内管弦楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」,第7番
オルフェウス室内管弦楽団 Orpheus Chamber Orchestra
2012年10月11日(第5番),2010年12月4日(第7番) カーネギーホール
AVCL-25811 (P)(C)2014 Avex Classics International (国内盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
かつてドイツ・グラモフォンに多くの名盤を残したオルフェウス室内管弦楽団ですが,最近は録音がほとんどなく残念に思っていたところに新譜の案内が,しかもベートーヴェン! カーネギーホールでのライヴ録音(拍手も入っています)。

来日記念盤とのことで,記録用に残していた音源を引っ張り出してきてリリースしたのか,なんて勘ぐってしまうところはあるものの,とにかく贔屓の団体からの久々のリリースに大いに期待して聴きました。

小編成オーケストラらしい明晰で見通しの良い演奏は期待通り,で,この熱い演奏は本当にあのオルフェウス室内管弦楽団なのか?と思ってしまいました。リアルなライヴということもあるかもしれませんが,クールで現代的な新鮮な演奏を期待していた私としては,どちらかといえばこの従来型の延長線上とも思える演奏に,あれっ?という逆の意味での意外性がありました。これはこれでもちろん良いのですが,オルフェウス室内管弦楽団が大オーケストラに対抗するかのような演奏をしてどうするんだ?とも思ってしまいました。しかし,それでもやはりこのアンサンブルの優秀さは特筆に値しますね。

録音ですが,ホール音響は控えめで各楽器をリアルに見通しよく捉えた生録的な録り方が好印象です。フォルテでも弦楽器が埋もれて聴き取りづらくなることもありません。小編成の録音にありがちな管偏重のガチャガチャと煩いバランスになっていません。オーディオ的にはやや音質に癖があって少し残念には思うところですが,この点を差し引いてもまずまずの好録音でした。(商品化された綺麗な音作りではありません,念のため)

私としてはスタジオできっちりと現代的な新しいベートーヴェンを録音して欲しかったと,ちょっとオルフェウス室内管弦楽団に期待するところと違ったのですが,それでも久しぶりの録音を十分に楽しませていただきました。

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