チャイコフスキー:交響曲第5番(西脇義訓指揮/デア・リング東京オーケストラ)

nishiwaki_der_ring_tokyo_orch_tchaikovsky_symphony_no5.jpg
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調作品64
西脇義訓指揮/デア・リング東京オーケストラ
2013年4月16-18日 所沢市民文化センター ミューズ アークホール
NF25802/NF65802 (P)(C)2014 N&F Co., Ltd. (国内盤)
好録音度:★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
N&Fの創設者でもある西脇義訓さんがN&Fでの実験的な録音のために創設されたというデア・リング東京オーケストラを自ら指揮しての録音。この録音では下記の特徴があるとのことです。
  1. 弦はクァルテット6組分で編成。
  2. 指揮者を中心とした半円形ではなく、全員客席に向いて演奏。
  3. 並行して録音したブルックナーの交響曲第3番では、バイロイト祝祭劇場のオケピットの楽器配列を参考に、第1ヴァイオリンを右翼に配置したが、本録音では、奏者は席を移動することなく、第1と第2ヴァイオリンの役割を逆(第1ヴァイオリンは左翼)に。
どんな録音だろうと気になっていました。好きなチャイコフスキーの交響曲第5番ということもあるので,思い切って入手して聴いてみました。

結論から言いますと,私の好みからは全く正反対の指向の録音で,私の思う好録音とは全くかけ離れていました。録音としても「響き」が重要視されていて,直接音成分よりも間接音成分が支配的であり,もやもやして透明感がなく音の輪郭が不明瞭,楽器の質感もほとんど失われ,弦楽器も奥まって弱々しく,見通しも悪く内声の動きもほとんど聴こえません。

聴き通すのがこれだけ苦痛に感じたディスクも珍しいです。イライラが募って思わず衝動的な行動に走ってしまいそうになりました(^^;。ケースの帯に「至福の響き」と書いてあるのですが,もっとこの言葉に注意を払うべきでした。録音にこだわりのある方が制作されたディスクなので,このような録音を好む方も多くおられるのでしょう。しかし,私には本当に全く合いませんでした。残念です。

西脇さんはいろいろと実験的な試みをされていて,その挑戦,行動力には本当に頭が下がる思いがするのですが,その成果としての録音に賛同できるかどうかはまた別の話です。

タグ: [交響曲] 

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

:

:

:

:

:

管理者にだけ表示を許可する