バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(河村典子)

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バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲
河村典子 Noriko Kawamura (Violin)
2011-2012 at opus55 studio
OPFF-10018/1-2 (P)2013 opus55 LLC (国内盤)
好録音度:★★★
参考: Amazon.co.jp
CD試聴記」からの転載記事です。

モダン楽器による演奏。 どちらかといえば旧世代の実直な演奏スタイルを引き継いだ演奏と言えると思います。 正直なところソリストのような切れ味の良さはありませんが, 丁寧で温かみがあり,長年弾き込んで熟成させたような味わい深さがこの演奏の良さだと思います。

しかし! この演奏には私にとって大きな問題が... 二部形式のほとんどの楽章で,後半のリピートが省略されているのです(ソナタ第2番のAndanteとAllegroはリピートされていましたが)。 これでは気持ちよく聴き通すことが出来ません。 残念!

録音ですが,スタジオでの録音のようですが,残響感はないものの,マイク位置が遠いのか,室内の反響が多く, 音色をかなり曇らせていていますし,明瞭感も大きく損なっていますし,ニュアンスも楽器の質感も失われてしまっています。 反射音の取り入れ方としては最も音を濁らせる良くないパターンです。 せっかくスタジオで録音しているのに,その絶好の環境を全く生かせていません。 これは本当にもったいない! これも本当に惜しいです。

河村典子さんは,元チューリッヒ歌劇場管弦楽団の第二ヴァイオリン首席奏者。 2005年秋からバッハ無伴奏プログラム「ヴァイオリンひとり」で日本各地での演奏行脚を始め,2012年元旦にスイスにて100回目を達成したとのこと。 このディスクはその集大成として録音されたようです。

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