ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集(ジャン=ギアン・ケラス(Vc)/アレクサンドル・メルニコフ(P))

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ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集
ジャン=ギアン・ケラス Jean-Guihen Queyras (Cello)
アレクサンドル・メルニコフ Alexander Melnikov (Piano)
2013年10月, 12月 テルデックス・スタジオ(ベルリン)
HMC 902183.84 (P)2014 harmonia mundi (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
ケラスはどんな曲でも飛び抜けた高い品位で聴かせてくれますね。このベートーヴェンも本当に素晴らしいです。ニュアンスが豊かで音色はチェロとは思えないほど透明感があります。そして颯爽とした,躍動感溢れる音楽,非の打ち所がありません。私はベートーヴェンのチェロ曲はほとんど聴いてこなかったので何とも言えませんが,同曲の名盤の仲間入りをしてもおかしくないのではないでしょうか。

録音ですが,残響はほとんど感じられませんが,楽器に響きが軽く乗っていて音色に少し色が付いているように感じます。チェロの音像がやや遠めで実在感に乏しく,質感が感じられそうで感じられないもどかしさがあります。また,チェロとピアノのバランスがややピアノ寄りで,ピアノの音像が大きくチェロよりも前に出てきます。チェロの音が聴きたいのに少しピアノが出しゃばりすぎに感じます。もう少しチェロの質感を強く出して欲しかったところです。演奏が素晴らしいだけに,この録音は本当に惜しいと思います。(そんなに悪い録音ではないと思いつつも,やっぱり納得がいかなかったので少し厳しめに書きました。)

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