ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集(オイストラフ/オボーリン)

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
ダヴィド・オイストラフ(David Oistrakh)(Violin)
レフ・オボーリン(Lev Oborin)(Piano)
Recorded: Le Chant du Monde, Paris, 1962.
468 406-2 (P)1964 Philips Classics (P)(C)2001 Philips Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考url: HMV Onlineicon

LP時代からの愛聴盤です。言わずと知れた名盤中の名盤ですね。当時,評判が最も良かったのでこれを選んだ記憶があります。

この全集が愛聴盤である理由が大きく二つあります。一つはこの演奏が持つ室内楽的な雰囲気で,もう一つは録音の良さです。

私の「室内楽」のイメージは,自分たちが自分たちの楽しみのために演奏する,あるいは仲間内で演奏者を囲んで一緒に楽しむ,といったものです。こういう場合,自ずとコンサートで演奏するのとは弾き方が変わってきます。そして,この演奏からは,そういった雰囲気を,そしてそこからくる楽しさ,優しさ,暖かさを感じるのです。私が他の演奏から受けるオイストラフという「巨匠」のイメージとは少々違うように思います。コンサートで聴く室内楽ももちろんいいのですが,やっぱり室内楽はこういう風に楽しみたい。

そして,この録音がまた秀逸! 古い録音なので高域の抜けが悪くすっきりしないところはありますが,邪魔な響きは全くなく,絶妙の距離感で楽器音を捉えています。演奏とその音の捉え方が素晴らしくマッチして最高の音楽を届けてくれます。

ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは,私としてはこの全集1セットあればそれでもういい,そう思ってしまいます。

(Side Bからの移行記事) [ベートーヴェン][室内楽曲][ヴァイオリン]

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