チャイコフスキー:弦楽セレナーデ,他(スコティッシュ・アンサンブル)

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チャイコフスキー:弦楽セレナーデ ハ長調 作品48
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番(弦楽合奏版)
スコティッシュ・アンサンブル
Caird Hall, Dundee, Scotland, UK, 1-3 December 2013
CKD 472 (P)(C)2015 Linn Records (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon

ジョナサン・モートンが芸術監督およびリーダーを務めるスコティッシュ・アンサンブルの演奏。ショスタコーヴィチはモートン自身の編曲。チャイコフスキーは流麗で速めのテンポで全く淀みなく流れていくモダンで美しく洗練された演奏です。アンサンブルも完璧,非の打ち所がありません。ここまで整った完璧な演奏もそうそうないです。一方で,見得を切るようなところも勿体ぶった表現も全くないので,素晴らしい演奏だと思いつつも,ちょっと印象が薄いかな,とも思います。

録音ですが,残響はやや多めですが,各パートの音は比較的明瞭に分離良く聴こえてきます。しかし,やや金属的でキンキンした響きが被り,下支えの弱い浮ついた,現実味の薄い音色になっているのはやはりこの残響の弊害だと思います。きめの細かい絹のような質感はLinn Recordsらしいと言えるかもしれませんが,楽器自体の質感は希薄です。優秀録音かもしれませんが,好録音とは少し違います。

演奏の印象を薄めているのはこの録音のせいかもしれません。私としてはだいぶ残念。

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