ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集(レイチェル・バートン,他)

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ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ集
レイチェル・バートン Rachel Barton (Violin)
デイヴィッド・シュレーダー David Schrader (Harpsichord)
ジョン・マーク・ローゼンダール John Mark Rozendaal (Cello)
Recorded December 3-5, 1996 at WFMT Chicago
CDR 90000 032 (P)(C)1997 Cedille Records (輸入盤)
好録音度:★★★☆
参考: Tower RecordsAmazon.co.jpHMV Onlineicon
CD試聴記」からの転載記事です。

モダン楽器による演奏です。Op.1-3, 6, 10, 12, 13, 14, HWV358, HWV359a, HWV408, HWV412を収録しています。要所要所でバロック的装飾が入るものの,全体の印象は極めて現代的です。何といってもそのテンポ感が素晴らしいです。まさに「快速」です(単に速いという意味ではなく,文字通り快い速さということです)。 直線的で前進感があり,若々しく溌剌としており,聴いていて清々しいです。 そして,こういった演奏でありながら,音の隅々にまで神経が行き届いた感じもあって,この点でも好感が持てます。

バロック楽器での演奏が一般的になり,モダン楽器での演奏がほとんど姿を消してしまった今日において,一般に評価される演奏かどうかはわかりませんが,モダン楽器演奏の一つの可能性を示すものではないかと感じます。 興味深い演奏で私はこの演奏が大変気に入っています。

録音ですが,程良い距離感で,残響も少なく,音の捉え方自体は悪くないのですが,高域の伸び感が足りず, どこかすっきりしない,そして自然さに欠ける録音になっているのがとても残念です。

レイチェル・バートンの公式ホームページがあります。楽器はモダン仕様に改造された1617年製の"ex-Lobkowitz" A&H Amati(Stradivari Societyからの貸付品)とのことです。 ジャケット写真を見ると,弓はバロック仕様のものに見えます。

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