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ドビュッシー,ラヴェル:弦楽四重奏曲(ヴァン・カイック四重奏団)

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ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調作品10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
ショーソン:歌曲「終わりなき歌」作品37
ヴァン・カイック四重奏団 Quatuor Van Kuijk
2016年12月19-22日 Conservatoire Darius Milhaud, Aix-en-Provence, France
ALPHA 295 (P)2016 (C)2017 ALPHA CLASSICS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,e-onkyo

ヴァン・カイック四重奏団は以前にモーツァルトの弦楽四重奏曲集を取り上げていました。演奏も録音も良かったので,これも聴いてみました。物語を語るように表情豊かに,生き生きと息づいていて良かったです。技術力もありアンサンブルも優秀です。

録音ですが,やや残響が多めで,直接音が主体ながら残響の影響を受けて少し音色がくすみがちであり,モーツァルトの録音に比べると少し鮮度が落ちる印象です。また少し演出臭く現実感が薄いようにも思います。モーツァルトと同じように録ってくれなかったのは残念です。とはいえ,まあ録音の水準としては悪くありません。期待が大きかったので少し辛口になってしまいました。

ブラームス:交響曲全集(ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団)

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ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団
2013年1月23-27日 ケルン,フィルハーモニー
PH13028 (P)(C)2013 Profil (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

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ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲作品56a
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団
2017年7月11-15日 ケルン,フィルハーモニー
PH17057 (P)(C)2017 Profil (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

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ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
ブラームス:大学祝典序曲作品80,悲劇的序曲作品81
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団
2017年7月11-15日 ケルン,フィルハーモニー
PH17085 (P)(C)2018 Profil (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,HMV Onlineicon

ベートーヴェンの交響曲第4番,第5番が良かったサラステ指揮WDR交響楽団のブラームスの交響曲全集。第1番と第3番が2013年,第2番と第4番が2017年の録音です。この演奏も極めてオーソドックスなアプローチでスタンダード路線かなと思います。これはこれで良いのですが,もう少し躍動感が欲しかったと思います。このようなアプローチなのでちょっと印象が残りにくいかなと。また,第1番第1楽章の提示部のリピートが省略されているのも惜しいと思いました。

録音ですが,録音時期が離れていますが,全体としては統一感はあります。ただ第1番と第3番は少し音色の精彩が薄く,また,音像がこぢんまりしていてステージ感,広がり感がすこし劣ります。第2番と第4番はその点ではまずまず良く,また,全体としてマイナスポイントが少ない標準的な録音というのも好印象でした。

なお,これら3枚がセットになった全集がまもなく(9/20?)発売されるようです。

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ブラームス:交響曲全集
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団
PH18038 (P)2013,2017,2018 (C)2018 Profil (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ショパン:練習曲集作品10,25,3つの新しい練習曲(クシシュトフ・ヤブウォンスキ)

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ショパン:24の練習曲集作品10,25
ショパン:3つの新しい練習曲
クシシュトフ・ヤブウォンスキ Krzysztof Jablonski (Piano)
CDB007 (P)1998 BeArTon (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴。先日購入したヤブウォンスキの2枚の練習曲集(→購入ディスクメモ(2018年9月)参照)よりも以前に録音されたもの。録音時期ははっきりしません。Chopin National EditionのVol.5として収録されています。

結構速いテンポで飛ばす演奏ですが,あまり変化を付けることなく,「楽譜に忠実に弾いています」というような感じでお手本のごとく淡々と演奏しています。これはこれで良いのですが,少し物足りなさも感じます。技術的な安定感,キレの良さは抜群で,このあたりはさすがというところでしょうか。

録音ですが,少し残響はあるもののそれ自体はあまり気にならないのですが,すこし中域の音色にクセがあり,うるさい感じがします。粒立ちも鮮やかでそこそこ明瞭に録られてるので,この音色のクセは惜しいと思います。

ブラームス:交響曲第1番,第2番,第3番,他(トーマス・ダウスゴー指揮/スウェーデン室内管弦楽団)

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ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
ブラームス:愛の歌作品52, 65より9曲(作曲者編)
ブラームス:ハンガリー舞曲集 第1番,第3番,第10番
トーマス・ダウスゴー指揮/スウェーデン室内管弦楽団
2011年3月 スウェーデン,エレブルー・コンサートホール
BIS-1756 (P)(C)2012 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

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ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
ブラームス:ハイドンのお題による変奏曲作品56a,大学祝典序曲作品80
ブラームス:ハンガリー舞曲集より第6番,第7番,第5番(ダウスゴー編)
トーマス・ダウスゴー指揮/スウェーデン室内管弦楽団
2016年5月,6月 スウェーデン,エレブルー・コンサートホール
BIS-2257 (P)(C)2017 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

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ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
シューベルト:6つの歌(ブラームス編曲)
ブラームス:ハンガリー舞曲集より第11-16番(ダウスゴー編)
ブラームス:アルト・ラプソディ
トーマス・ダウスゴー指揮/スウェーデン室内管弦楽団
2016年11月, 2017年3月 スウェーデン,エレブルー・コンサートホール
BIS-2319 (P)(C)2018 BIS Records (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴。確か第1番と第2番は持っていたはずなのだけどどこにしまい込んでしまったのか見当たらず...(末期症状(^^;)。

快速テンポで攻める演奏。ちょっと落ち着きがないのですが,「おぉ!」と「やり過ぎだろ」がめまぐるしく繰り返されていきます(^^;。何度も聴いているとこれが快感に変わり病みつきになってきます。第3番第1楽章の内声のシンコペーション,ハンガリー舞曲第5番の冒頭の表現など特に素晴らしく思いました。とてもお勧めできるような演奏ではありませんが,一聴の価値はあるかと思います。

録音ですが,残響は控えめでドライ気味,明瞭で伸びと締まりのあるサウンドが良いと思います。もう少し生々しく楽器の質感を強めに出してくれたら文句なしだったのですが,その点が惜しいです。また,もう少し弦楽器にフォーカスして欲しかったかなと。少しオマケですが四つ星半の好録音です。

さて,残す第4番がどのような演奏になるのか,楽しみです。

■購入ディスクメモ(2018年9月) その1

購入しても聴く前に埋もれてしまったり,行方がわからなくなったり,買ったかどうか忘れて同じものを買ってしまったり...ということが多くなってきたので(^^;,購入した時点で一旦ブログにメモを残すことにしました。続くかどうかわからないのですが,とりあえず始めてみます。月毎に1つのエントリでまとめるようにします。



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ショパン:24の練習曲集作品10,25
クシシュトフ・ヤブウォンスキ Krzysztof Jablonski (Piano)
2015年5月6日-8日, 10日 & 6月9日 ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフルキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ,ポーランド)
NIFCCD 215 (P)(C)2016 Narodowy Instytut Fryderyka Chopina (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

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ショパン:24の練習曲集作品10,25(ピリオド・ピアノ/エラール1849年製)
クシシュトフ・ヤブウォンスキ Krzysztof Jablonski (Piano)
2016年4月4日-7日 ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフルキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ,ポーランド)
NIFCCD 047 (P)(C)2016 Narodowy Instytut Fryderyka Chopina (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ヤブウォンスキはポーランド生まれで1985年の第11回ショパンコンクール第3位入賞の実力者。現在はフレデリック・ショパン音楽大学で教鞭をとり,ショパンコンクールの審査員も務められているとのことです。

ショパンの練習曲集は1998年頃に一度録音されているようですが,モダン・ピアノとピリオド・ピアノによる演奏を立て続けにリリースされているのを知り,興味深く思い,入手してみた次第です。

(記2018/09/09)



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ロリン・マゼールの芸術 Lorin Maazel Great Recordings
録音 1977~1999年
88697932382 (P)(C)2011 Sony Music Entertainment (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

マゼールのSONY/RCA録音を集めたセット(30 CD)。収録曲は参考URLでご確認を。クリーヴランド管弦楽団とのベートーヴェンの交響曲全集とピッツバーグ交響楽団とのシベリウスの交響曲全集は以前に取り上げていました。

これらのマゼールの演奏は勢いとキレがあり,録音も良好なのが多く,また,このボックスセットに収録されている曲も比較的好きなものが多いので,じっくりと聴きたいと思います。楽しみです。

(記2018/09/08)



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ヴェーグ四重奏団の芸術 The Art of Végh Quartet
ヴェーグ四重奏団 Végh Quartet
録音 1952~1955年
SC803 (P)(C)2016 Scribendum Ltd (輸入盤)
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Online
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14枚組で収録曲は下記の通りです。

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
バルトーク:弦楽四重奏曲全集
ブラームス:弦楽四重奏曲全集
モーツァルト:弦楽四重奏曲 K.421, K.387, K.458, K.575, K.464, K.590
シューベルト:弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「我が生涯より」
コダーイ:弦楽四重奏曲第2番

1950年代前半のモノラル録音で,いくつか聴いてみましたが板起こしのような音質のものもありました(モーツァルト)。古い録音なので音質が良いとは言えませんが,この時期の録音としては聴きやすい方だという印象です。

う~ん,しかし,ベートーヴェンは少し前に別のセットで入手したものと同じものかもしれない...実は3セット目だったりするのではないだろうか...いっ,いかん... 発掘して確認しなければ!

(記2018/09/08)

チェリビダッケ・エディション第1集 交響曲集(セルジウ・チェリビダッケ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団)

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チェリビダッケ・エディション第1集 交響曲集
セルジウ・チェリビダッケ指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
1987~1996年 ミュンヘン,ガスタイク・フィルハーモニー,ヘルクレスザール
0855662 (P)(C)2011 Warner Classics (輸入盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

ミュンヘン・フィルとのライヴ録音?を集めたエディションで,この第1集は交響曲集(14 CD),第2集はブルックナー交響曲集(12 CD),第3集はフランス・ロシア音楽集(11 CD),第4集は宗教音楽・オペラ序曲集(11 CD)が出ています。チェリビダッケの指揮はほとんど聴いたことがありませんでしたので,比較的馴染みの曲の多い第1集を入手しました。

第1集の収録曲は以下の通りです。いずれも拍手の入るライヴ録音です。

ハイドン:交響曲第92番「オックスフォード」, 第103番「太鼓連打」, 第104番「ロンドン」
モーツァルト:交響曲第40番
ベートーヴェン:交響曲第2番~第9番(第4番は2種)
シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
ブラームス:交響曲全集
シューマン:交響曲第2番~第4番

ベートーヴェンとシューマンがいずれも第1番抜けていて全集になっていないのが残念なのですが,コンサートのライヴを集めているようなので仕方ありません。

録音ですが,録音時期や会場が違ってもほぼ統一感がありました。残響はやや多めに取り入れているものの,それぞれの楽器の音を直接音主体に捉えているので,印象は悪くありません。特に弦楽器の豊潤な響きを中心に据えて全体のサウンドを構成しているのが良いです。演出感が少なく良い意味でライヴらしい雰囲気も感じられます。好録音というには少しどうかなと思いますが,ライヴ録音としてはまずまず良好と言えるのではないでしょうか。

演奏自体はまだ聴き始めたところで,これからじっくりと楽しみたいところですが,遅めのテンポですが独特の語り口が魅力的で,それほど好きなタイプの演奏とは思えないのですが,どこか惹かれるところがあります。熱烈なファンがいらっしゃるというのも納得です。

タグ: [交響曲] 

ベートーヴェン:交響曲第4番,第5番「運命」(ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲第4番,第5番「運命」
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮/ケルンWDR交響楽団
Nov 20 - Nov 25, 2017 Köln, Philharmonie
PH17084 (C)2018 Profil Medien (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon

現代のスタンダードを目指したような演奏だと思いました。どちらかといえばオーソドックスで,大編成のオーケストラをキッチリとコントロールして引き締まったシャープな演奏に仕上げています。突出した特徴はありませんが,要所で存在感をアピールするティンパニーは面白いです。

録音ですが,残響はやや多めながら,低域の響きを引き締め,楽器音への被りをうまく避けるように取り入れられているので,楽器音への影響が少なく,明瞭で伸びのある音が保たれています。低域がやや多めのバランスで,中高域は癖がなくフラットな印象です。密度感はありますが暑苦しくなったり騒々しくなったりしないギリギリのところで抑えている感じです。まずまずの好録音でした。

ブラームスに続くベートーヴェンの交響曲シリーズの第一弾とのことです。今後の録音も楽しみです。

ベートーヴェン:交響曲全集(朝比奈隆/大阪フィルハーモニー交響楽団)

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ベートーヴェン:交響曲全集
朝比奈隆指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団
2000年 7/23 サントリーホール(No1, 3),5/3 アクロス福岡(No.4),5/10 大阪ザ・シンフォニーホール(No.5),9/24 大阪ザ・シンフォニーホール(No.7, 8),3/10 大阪フェスティバルホール(No.2, 6),12/29 大阪フェスティバルホール(No.9)
Exton OVCL 00354 (P)2000 Octavia Records (国内盤)
好録音度:★★★★
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

Apple Musicでの試聴です。拍手の入るライヴ録音。「2000年に行われた生涯で9回目のベートーヴェン交響曲ツィクルスの演奏会を記録した,生涯で7回目の交響曲全曲録音」とのことです。7回も全集録音しているとは知りませんでした。興味はあったものの高価なセットが多かったために一度も聴いたことがありませんでした。このような貴重な演奏がストリーミングですが聴けるというのは本当に有り難いです。

演奏は遅めのテンポで堂々としています。リピートも気がついた限りではキッチリとやっているようなので演奏時間がかなり長くなっていますが,長さを感じさせない充実感があります。今となっては古めかしさも感じますが,往年の巨匠スタイルを極めていますね。私の好きなタイプの演奏ではありませんが,これには聴き入ってしまいました。良いと思います。

録音ですが,幾つかの会場で録音されているので響きの具合など少しばらつきはありますが,統一感は確保されています。残響が少し多めに取り込まれていますが,直接音がそこそこあるので印象は悪くありません。弦楽器を中心にサウンドが構成されているのも良いと思います。オーディオ的には少し雑味というか粗さがあるように思います。ライヴ録音なので仕方ないかもしれません。

タグ: [交響曲] 

バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(弦楽三重奏編曲版)(Lorenzo Gatto(Vn)/Diederik Suys(Va)/Sébastien Walnier(Vc))

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バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(弦楽三重奏編曲版)
Lorenzo Gatto Violin
Diederik Suys Viola
Sébastien Walnier Cello
UT3-023 (P)2013 UT3-RECORDS
好録音度:★★★★
参考: UT3-RECORDS,Apple Music,Amazon

見つけると聴きたくなるシトコヴェツキー編曲の弦楽三重奏版。物理メディア販売はなく,配信のみのようです(Apple Musicで試聴)。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集が良かったロレンツォ・ガットがヴァイオリンを務めています。

各演奏者の持ち味をそれぞれ活かしながら自由に曲を作り上げているような演奏であり,それがこの即席アンサンブル風の演奏の楽しいところでもあり,限界でもあるように思います。もちろんこれはこれで面白いのですが,どことなく物足りなさも残ります。リピートの省略が多いのもその要因かもしれません。

録音ですが,ライヴ録音風の演出感のない音作りと近めのマイク位置で楽器音をしっかりと捉えている点は好感が持てるのですが,ややホールの響きを多めに取り込んでいるので明瞭感が損なわれ,音色に雑味が乗ってしまっているのは惜しいところです。

演奏時間 約46分
リピート表
Aria ○×
Var.01 ×× Var.02 ×× Var.03 ××
Var.04 ○× Var.05 ○× Var.06 ○×
Var.07 ×× Var.08 ×× Var.09 ○×
Var.10 ○× Var.11 ×× Var.12 ××
Var.13 ×× Var.14 ×× Var.15 ××
Var.16 ×× Var.17 ×× Var.18 ○×
Var.19 ×× Var.20 ×× Var.21 ○×
Var.22 ○× Var.23 ×× Var.24 ××
Var.25 ×× Var.26 ×× Var.27 ○×
Var.28 ×× Var.29 ×× Var.30 ○○
Aria da capo ××

タグ: [室内楽曲] 

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集(ロレンツォ・ガット(Vn)/ジュリアン・リベール(P))

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番,第5番「春」,第10番
ロレンツォ・ガット Lorenzo Gatto (violin)
ジュリアン・リベール Julien Libeer (Piano)
2017年12月3-5日 ヒルフェルスュム,ファン・デ・オンループ音楽会館第1スタジオ
ALPHA 407 (P)(C)2018 ALPHA CLASSICS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,HMV Onlineicon,Apple Music

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番,第4番,第9番「クロイツェル」
ロレンツォ・ガット Lorenzo Gatto (violin)
ジュリアン・リベール Julien Libeer (Piano)
ALPHA 240 (P)(C)2016 ALPHA CLASSICS (輸入盤)
好録音度:★★★★☆
参考: Tower Records,Amazon.co.jp,Apple Music

Apple Musicでの試聴です。ベルギー出身の若手二人によるデュオ。ヴァイオリンのガットはクレバースやデュメイに学び,リベールはピリスの弟子ということです。使用楽器は1698年製のストラディヴァリウス「ヨアヒム」と,バレンボイムも愛用していることで知られるクリス・メーン製造の平行弦ピアノとのことで,いろいろと注目点がありますね。

私としての注目は比較的好録音の多いALPHAレーベルの録音ですね。少し残響感があって楽器音への被りはあるものの,楽器音の美しさ,透明感,音の伸びは何とか保たれていて,まずまずの好録音でした。正直言うと,もう少し近めで楽器の質感を強めに捉えて欲しかったとは思いますが。

ということで,このフレッシュな演奏を良好な録音で楽しませていただきました。
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